The Fantastic Art of Jacek Yerka【水色の本1】
先日はアメリカのトロンプ・ルイユ(Trompe-l'œil : フランス語で「目を騙す」)アーティストJohn Pugh の作品集を持ってきましたが、彼の描く”空想SF”にテイストの近い画集を持ってきました。
The Fantastic Art of Jacek Yerka
Amazonを見るとずいぶん値上がりしていますね。
作者のHPもあり、ここや販売ページで新しい作品を見ることも出来ます。分かりやすく、やや素朴な絵を書かれる感じからアメリカの作者さんなのかなと思ったのですが、ヨーロッパの方みたいですね。
内容の方は、絵と文章が見開きで一つづつ。サイズが大きいので見応えがありますが、薄めなので、もうちょっと点数が欲しいかなとは思います。上記のHPを見ると、最新作では文明(キッチンや椅子、時計、標識)がモチーフとして多用されているようですね。この作品集ではそのあたりの作品は載っていないよう。残念!
SFという無機質なイメージよりも、生物(直接描かれることはありませんが貝殻など)や大地、植物、土、岩、などといったモチーフが繰り広げられています。ジュブナイルの単行本なんかの表紙や挿絵に合いそうです。
The Fantastic Art of Jacek Yerka
いいですよねー。いかにも冒険が始まりそうな、いつもの日常が捻れた、この感じ。
■次回
次回も幻想的な作品、中でも、無機質なイメージよりも生物や大地、植物、土、岩、などといったモチーフが色濃いVAROの画集を持ってきます。次回もお楽しみに。
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