フューチャー・イズ・ワイルド【黒色の本6】
先日は世界中の風景を切り取った写真集を紹介しましたが、今回は世界中の風景繋がりで、しかも2億年後の世界中の風景を切り取った漫画を持ってきました。
2億年後にイカが体重8トンの巨体で海から陸にあがってくる!? 荒唐無稽な夢の冒険活劇ではなく、あらゆるデータをもとに綿密で柔軟な未来生物学を駆使して描く、ありうべき賑やかな地球の未来の物語。
中身は白黒漫画です。 500万年後、1億年後、2億年後と時間を分けてそれぞれの風景を描いています。たしかこの漫画は大学(理系大学)の生協で買いました。
専門家も監修に入っているようで、それを考えるとあながち荒唐無稽ではない内容なのかもしれません。生物や進化論についてはそこまで知識も興味も持ち合わせていないのですが、この本はそれぞれの短編に主人(?)公が設定されていて、彼らの感情を書き表している点がとても好きです。生き物と生き物の感情のやりとりは読み物としても楽しめます。
Amazonで他の方のレビューを見ていると、「巻頭に付いているCG」がどうも目玉のようです。
※※ この本に似た作品にリンクします。お好きな次回を選んでください ※※
■次回
果てしない未来には、人間以外の生物がこの世を賑わしているのでしょうか。次回もそんな、人間以外が支配する世界を描くベクシンスキーの画集を持ってきます。次回もお楽しみに。
■次回
今回は、人間のいない世界を紹介しました。次回は「No Man's Land」と題された写真集はいかがでしょうか。誰もいない奇妙な施設の写真が並んでいます。次回もお楽しみに。