ふたりはいっしょ(かえるくんがまくんシリーズ)【赤色の本2】
先日は少し哲学的な大人のための幻想的絵本を紹介しましたが、今回は子どものための直球絵本を持ってきました。
アーノルド・ローベル作の、傑作絵本シリーズです。
こちらと同シリーズ「ふたりはともだち」は、以前にも紹介したことがあります。
中はとてもやさしい日本語。
カエルくんとがまくんシリーズは全部で4冊あるのですが、この2冊が中でも好きです。
この「ふたりはいっしょ」に出てくる、カエルくんが有名になることでがまくんとの関係に亀裂が走るシーンが特に心に焼き付いています。周りの褒めそやす声が徐々に大きくなり、しまいにはがまくんの呼びかける声すらかき消してしまう。。
現代は人間がコンテンツ化しがちなこともあり、容易に有名人になることが可能ですが、そんな今だからこそ この短い短篇集を皆が読み直したらいいだろうなと思います。
がまくんの足の短さが良いですね。
「きょう する こと」!!
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■次回
かえるくんとがまくんはいつまでも「ふたりはいっしょ」なのでしょう。次回は、仲が良くてもいつかお別れが来る、切なくおかしい親子の漫画を持ってきます。次回もお楽しみに。
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当ブログでは、未来食堂に置いてある本を紹介しています。店内で自由にお読み頂けます。勝手ながら店内スペースに限りがあるため、数冊づつに分けての展示となります。
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