Junk Sweets【黒色の本3】
先日はチロルチョコのパッケージモデルの乙女が生き生きと描かれた絵本を紹介しましたが、今回は”乙女&甘いモノ”繋がりで、ケーキを題材にした作品集を持ってきました。
食べることを目的としていない”ケーキ”たちと、少し毒を含んだような短文詩が記載されています。
「彼女は、日記をつけるかわりにケーキを焼く。それは彼女の大切でささやかな感傷のための儀式である」…。日記的描写と、日用品をモチーフに作られたケーキ38個の写真を収録。『CUTIE』連載を単行本化。レシピ付き。
レシピがまたそっけなくて、女性の中の毒の部分を上手く表現していると思います。全体的に黒いデザインで、甘くて、そして歪んだ気持ちを同時に表現しています。
■次回
食べ物をつかって独自の世界観を表現するアートは、あまりありませんがとても面白いテーマですね。
次回もスイーツを使ったアートの真骨頂ともいえるお菓子本を持ってきます。次回もお楽しみに。
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