The Couture Accessory【銀色の本2】
先日は、女性の下着を 歴史/芸術/商業/エロスなど 多方面から取りまとめた作品集を紹介しましたが、”女性ならではの悦み” 繋がりということで、アクセサリーを中心にした写真集を持ってきました。
アクセサリー、良いですよね。いくつあっても欲しくなっちゃう。そんな数あるアクセサリーのうちでも、ハイブランドを中心とした作品集です。
Christian Dior、CHANEL、などなど。
作品の点数はあまり多くなく、やや大味な印象を受けます。
ハイブランドの商品って、背後にあるコンテキストが分からないと子どもの作った作品に見えてしまう物も多々ありますよね。贅を尽くした作品だけが載っている訳ではなく、遊び心に富んだものも多いので、”なんでこんなヘンなモノが載っているの??”と首を傾げるものも多く載っていました。
その辺りのごちゃまぜ感が、作品集としての訴求力がイマイチな要因かなあ、とも。アートとハイブランドって紙一重だなと思います。
綺麗な宝石を散りばめた貴金属アクセサリーが見たい方には、少し方向性がずれているかと思います。
ある意味、以前紹介した”変な物”を紹介するグッズ集と似た感じかも知れませんね。いや、そこまでではないかな。さすがにそれはハイブランドに失礼か。現代アート一覧集の方が”ワンダー”に出会う、という意味では近いかな。
この本は、安野モヨコさんが漫画のキャラクターのファッション資料にしていると、エッセイか何かで見て購入に至りました。
■次回
ハイブランドのアクセサリーにはまるで”アート”のような作品が沢山ありますね。ではその”アート”自体は一体どんな様子なのか。次回は現代アートを取りまとめた一冊を持ってきます。次回もお楽しみに。