TRICK ADVERTISING―視線を勝ち取る広告デザイン【ピンク色の本３】
先日は、だまし絵の要素を含んだシュールレアリスムの巨匠サルバドール・ダリの画集を紹介しましたが、今回はだまし絵の要素を含んだ広告集を持ってきました。
TRICK ADVERTISING―視線を勝ち取る広告デザイン
本書は、独自のデザイン六法といえるだろう。インスピレーションを得るもよし、漠然と眺めるもよし、研究に利用するもよし。範例集にも、アートディレクターのためのスタンダード本にもなり得る。無尽蔵のアイデアに満たされているので、自分自身で凝視させるトリックを発案できるかもしれない。なお、本書に取り上げられたすべての実例は、企業や商品の広告である。
Amazon.co.jp： TRICK ADVERTISING―視線を勝ち取る広告デザイン: ウヴェ ストックロッサ, たかお まゆみ: 本
大判で全面カラー。見応えがあります。
が、そこまで芸の細かい作品はない（パッと見て分かることが広告ポスターの重要な役割だから当然か）ため、ここまで大判で載せられると少し大味のような気もします。 
トリックの手法によってカテゴリ化されています。
説明がなくて、何の宣伝なのかわからないものもたまにあるのがご愛嬌。
たしか電通が年一回広告総まとめ展示会をやっていると聞いた事があります。 YoutubeやFacebookの発達もあり、優れた広告はあっという間に世界中に広がりますが、たまにはこんな前時代的な広告画集もノスタルジーがあって良いものです。 外国の広告、というのもまた乙なものです。
TRICK ADVERTISING―視線を勝ち取る広告デザイン
ネットでいくらでも「面白い画像」が拾える今、こんな本は売れないでしょうね。。
※※ この本に似た作品にリンクします。お好きな次回を選んでください ※※
■次回
広告の最先端（？）を切り取った広告集。次回は日本の現代アートを切り取ったアート集を持ってきます。次回もお楽しみに。
■次回
今回はアイトリックを主体とした広告集を紹介しました。次回は日本発の、品のいい騙し絵本を持ってきます。次回もお楽しみに。
