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未来図書

未来食堂の蔵書一覧。画集や写真集などの珍しい本を紹介しています。

Vilhelm Hammershoi(ハンマースホイ)【水色の本4】

先日は、群衆の中に漂う孤独を描いたエドワード・ホッパーの画集を紹介しましたが、今回は、孤独な雰囲気を漂わせている「家」を描いたハンマースホイの画集を持ってきました。

 

Vilhelm Hammershoi(ハンマースホイ)
Vilhelm Hammershoi(ハンマースホイ)

 

 

ハンマースホイの絵に初めてであったのは、松浦寿輝さんの小説「半島」の表紙でした。

 

「なんだか憂鬱で孤独で、いい感じだな」と思って画集を買いました。 あまり作家の歴史に詳しくないのですが、家の中の絵ばかりが並んでいます。家にいる奥さんを様々な角度から描いています。

Vilhelm Hammershoi(ハンマースホイ)

 

Vilhelm Hammershoi(ハンマースホイ)

 

 誰も居ないのに、つい先程まで誰かがいたような質感があります。人の存在故に一層孤独感を漂わしている様は、エドワード・ホッパーの絵に通じるものを感じます。個人的には「奥さんを見つめる、幸せに満ちた暖かで穏やかな静謐」というよりは、「こんなにも近くにいる奥さんとの間にも確固として存在する孤独」を強く感じてしまいます。見る人によって受け取り方が違う、心理テストみたいなものですね。

Vilhelm Hammershoi(ハンマースホイ)

 

 

Vilhelm Hammershoi(ハンマースホイ)

 

この画集、アマゾンで5万以上の値が付いていて びっくりです。
自分が2009年に買った時は4000円でした(アマゾンの購入履歴によると)。

 

 

■次回
人がいるのに静寂な空間。次回は、無人なのに何者かの存在感が色濃く残る、野依幸治さんの画集を持ってきます。次回もお楽しみに。