大阪万博―Instant FUTURE (都築響一:アスペクト)【黒色の本8】
先日は、今は亡きテーマパークや遊園地の廃墟を集めた廃墟写真集を紹介しましたが、今日は、”亡きテーマパーク”の金字塔ともいえる大阪万博の写真集を持ってきました。
大阪万博―Instant FUTURE (アスペクトライトボックス・シリーズ)
この本は、ニッチな視点を持つ大好きな編集者”都築響一”さんによるもの。
大阪万博当時の写真が並んでいます。
枠なしで画面いっぱいのため、サイズは小さい本ですがお得感があります。
それぞれの写真にキャプションはなく、説明するよりも当時にタイムトリップしてほしいという目的を感じます。
眺めていると”今どきの本”(当時の古本ではないな)と感じさせるのは、写真の配置が今どきだから、ですかね。
大胆な配置もあり、アート性を感じさせます。
とにかく大阪万博が好きです。
未来食堂の『懐かしい新しさ』と通じる所もありますね。
大阪万博―Instant FUTURE (アスペクトライトボックス・シリーズ)
※※ この本に似た作品にリンクします。お好きな次回を選んでください※※
■次回
当時の編集で万博を振り返ってみるのも一興です。
大阪万博ものはたくさん持っているのですが、編集の空気が分かる一冊といえばこちらです。
こんなに世界的な祭典だというのに大阪近所の子どもたちがイベントに出演し、それを大枠で紹介しています。アイドル産業まっさかりの今では考えられないことですね。
■次回
”ありえたかもしれないもう一つの世界”という点では、こちらの画集もお勧めです。ありふれた風景にトリックアート仕立てで非日常が織り込まれています。大判で見やすい画集です。