萬―懐古文化綜合誌 (臨時増刊号)【銀色の本2】
先日は、海外のぐにゃぐにゃとした建築を特集した雑誌を紹介しましたが、今回も、特殊な建築を特集した雑誌を持ってきました。
”特殊な建築”と書きましたが、全国各地の有名廃墟を特集した雑誌です。
雑誌というよりもいくぶん同人誌的なものを感じます。
サブカルから始まった廃墟ブームの遍歴は以前記事に書きましたが、
こちらの雑誌は1999年に販売。廃墟ブームが来る前の雑誌です。
そのため現在受け入れられている廃墟の切り取り方と異なる点もあり
見比べてみると興味深いです。
白黒のページには思い出の喫茶店特集などがあり、
廃墟一本建てというよりも、”懐古文化”のなかの一要素として廃墟が出てくる感じが興味深かったです。
たしかに15年位前に買った気がします。中高生だった。
※※ この本に似た作品にリンクします。お好きな次回を選んでください※※
■次回
”廃墟先駆け”から視点を変えて、廃墟ブーム真っ盛りの頃に出版された写真集はいかがでしょうか。遊園地やテーマパークに絞った廃墟集は、うら寂しさもひとしおです。
■次回
同人誌的な雑誌繋がりで、同人誌ど真ん中の雑誌はいかがでしょうか。
”アマチュア女装誌”のエネルギーに圧倒されること間違いありません。