図説 アイ・トリック【茶色の本2】
先日はまるで本当の新聞かと見間違えるような、ソフトオンデマンド新聞を紹介しましたが、今回は”目の錯覚”つながりで、トリックアートの図録を持ってきました。
一つの絵が二通りに見える多義図形、遠近法を応用したアナモルフォーズ、アルチンボルドの人物画…。自分の目が信じられなくなる不思議なだまし絵の世界を紹介。87年刊「だまし絵」等をもとに、新たな図版を加えて再編集。
古典的なトリックアートから、ツールを使って楽しむ立体的な手法まで様々な様式が収録されています。
この本の面白いところは、各様式の解説があるところ。全体の半分以上が解説を占めるため、画集としては少し物足りないかもしれません。あくまで「大人向け科学雑誌」のような位置づけで、ワクワクしながらも頭を働かせて楽しむ本かなと思います。
作品によっては白黒なのが残念ですね。
”学研”のような雰囲気が個人的には結構好みです。
図説 アイ・トリック
■次回
大人になってもワクワクした心を持ち続けていたいものですね。次回もそんな、大人も子どももビックリさせる、愉快な珍道具集を持ってきます。次回もお楽しみに。