F O R B I D E N S E N C E J.マツオ【白色の本5】
先日はウサギの被り物をしている人物写真を紹介しましたが、今回はタマゴの被り物をしているシュールな漫画を持ってきました。
F O R B I D E N S E N C E J.マツオ
タマゴに取り憑かれたような、この作品世界は
西洋風味の諸星大二郎ともいうべき質感で迫ってくる。
映像でいうならD.クローネンバーグのような粘着力のある皮膚感覚でもある。
これはJ.マツオが、いくら無名であろうと、読んでおかなければ始まらないだろう。
◇ J.マツオ - みにこみ洞 〜まんま みじんこ洞のミニコミ・フリーペーパーイベント〜
白黒の漫画で、ダリのように溶けた奇妙な風景の描写と、諸星大二郎さんのように劇画タッチの人物の描写が、得も言えぬ奇妙な世界を繰り広げています。
肝心のタマゴ人間の写真を撮るのを忘れましたが、作者は常にタマゴを被っています。
作者の公式サイトより。
※いきなり音がなります。
たしかどこかのコミケで、漫画の内容の濃さ・画力に圧倒されて購入しました。
長時間読むと気持ち悪いくらい、力のある作品です。漫画も上手いし商業化はしないのかな。
■次回
商業出版はしていないものの、奇妙で印象的なタマゴワールドを繰り広げるJ.マツオさん。次回は、”奇妙な世界”繋がりで、しかし商業出版された漫画を持ってきます。次回もお楽しみに。
→次へ進む