チーズ・トースト・ボックス【白色の本4】
先日は過ぎ去った時代(明治)を惜しむ、センチメンタルなグラフィックマガジンを紹介しましたが、今回は、過ぎ去った”青春”を思わず惜しんでしまうような、若い感情を閉じ込めた作品を持ってきました。
チーズ・トースト・ボックス
この作品はAmazonで検索しても出てきません。
楽屋オチみたいで恐縮ですが、これは、ある学園祭を訪問した時、展示されていた詩集が良かったので、”これくらいの値段で詩集を作ってくれませんか?”とお願いして作ってもらったオリジナルの作品です。
なので、入れてもらったシリアルナンバーは当然001。
中身は、バンプ(バンプ・オブ・チキン)の歌詞のように伸びやかに、青年の心情を分かりやすく表現している詩が多いです。
ひねりがなく芸がないと指摘されるかもしれませんが、このストレートさは逆説的に、”青春”の要素を確かに切り取っています。
作者名は秘密にしておきましょうかね。
■次回
たとえ青春のきらめきは僅かな瞬間であったとしても、”歌を詠む”ことは古来から絶えず行われていました。次回はそんな、日本古来と言われる歌集をベースにした作品集を持ってきます。次回もお楽しみに。
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