スコープ少年の不思議な旅【黒色の本3】
先日は、一つの世界を秘めたような、惜しまれながら夭折された女性編集者の日記を紹介しましたが、今回は”一つの世界を秘めたような”繋がりで、不思議で魅力的な小箱集を持ってきました。
自分が持っているのはこちらの旧版なのですが、多くの要望があったようで、このたび新版がでたようです。
掌に載る大きさの金属の箱、つい覗き込んでみるとそこには驚異の部屋が―25のスコープをめぐる幻想旅行譚!ファン待望の復刊!
Amazonに、新旧どちらも購入された方の比較レビューが載っていました。
<新版>
帯に「復刊」と書かれている通り、判型や本文デザイン、写真と文章は旧版の忠実な再現だが、装丁が若干変更され、巻末に作品写真1枚とスコープの設計図数枚、新版によせたあとがきが追加された増補新版となっている。
内容は全面カラーで、作品のスコープの中身の写真が収められています。この写真がまさに”ノスタルジア”という趣で、儚い記憶をおぼろげにたどるような、ぼんやりした人影や風景に胸が掻き立てられます。
個人的にはあまり文章の方には印象を持っていなかったのですが、文章も有名な方が書かれているようです。このスコープは毎年銀座で展示をやっていて、伺うことが毎年の楽しみになっています。
スコープ自体もレトロな見た目で、物語を感じさせますね。
■次回
”ノスタルジア”。なんと魅力的な響きでしょうか。次回も”ノスタルジア”に焦点を当てた写真集を持ってきます。次回もお楽しみに。
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