あなたならふつうの女のふつうの夜をふつうじゃなくしてくれますか【黄色の本2】
先日は1958年の”宴会係長”の悲鳴を特集した写真雑誌を持ってきましたが、今回は2005年の”独身OL”の悲哀を持ってきました。
あなたならふつうの女のふつうの夜をふつうじゃなくしてくれますか
Amazonにも紹介がありますね。
ようこそ、JUNK FOODな言葉のカフェへ。いくつもの恋と、いくつもの今日が、ここにある。31の、言葉たちの物語。
経歴によると作者は、広告代理店に9年務めた経験をお持ちのようです。いわゆる”負け犬”の恋と日常をコミカルに詠ませるに十分な経験と実力をお持ちだと思いました。
内容は短歌にしぼっているものの、コミカルでキャッチーな感じが、短歌に馴染みがなくても抵抗なく楽しめる作品になっています。女性誌末尾に掲載されている特集記事といった感じです。短歌の方向性としては、キャッチーさが、枡野浩一さん的な感じでしょうか。
あなたならふつうの女のふつうの夜をふつうじゃなくしてくれますか
※※ この本に似た作品にリンクします。お好きな次回を選んでください※※
■次回
女性誌の末尾に掲載されている特集記事 と言えばまさに、恋愛相談!次回は私が惚れ込んだ恋愛コラムニストの作品を持ってきます。
■次回
普通に転がっている石ころが、実は遠い国の王女が流した涙の化石だったとしたら…”ふつう”が特別に見えることを教えてくれる、とっておきの大人の絵本です。