Gangs of Kabukicho（歌舞伎町）ー渡辺克巳【黒色の本１】
先日は、夜の街に消えていった幼い女の子の絵本を紹介しましたが、今回は”果たしてどんな街に消えていったのだろう”と思いを馳せて、夜の街を取り上げた写真集を持ってきました。
Watanabe Katsumi: Gangs of Kabukicho
渡辺克巳さんは人物撮影で有名な写真家です。先日お亡くなりになられた際には大規模な回顧展が開かれたことも記憶に新しいです。新宿を舞台にした写真を数多くとり、その当時の色濃い人物像が鮮やかに切り取られています。
この本は洋書です。逆輸入といった趣ですね。Amazonではこの本も含め、すごくプレミアが付いていますね。
中身は白黒で、とにかく大量の写真が並んでいます。一人一人の背後にある物語を空想してみたり、今は亡き”アジア”な空気が漂う歌舞伎町を眺めてみたり。
個人的には歓楽街の女性に目が行ってしまいます。今も昔の雰囲気が残ると有名な”ゴールデン街”は、自分も以前働いていた事がありましたが、最近は代替わりが激しい感じがしますね。
Watanabe Katsumi: Gangs of Kabukicho
■次回
眠らない街”歌舞伎町”。この数年でずいぶん様変わりしましたが、懐かしい景色が切り取られた写真集でした。次回は同じ街（新宿）を題材にしながら、これまたパンチの効いた写真を撮る森山大道さんの作品を持ってこようと思います。次回もお楽しみに。
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