きつねこあり(日本SF展『SFの国』限定商品)【水色の本4】
先日は、アジアの迷宮のような異世界を猫が駆け巡るシュール系SF漫画を紹介しましたが、今回は動物&SF繋がりで、動物が主役のSF豆本を持ってきました。
今夏開催する「日本SF展・SFの国」(2014年7月19日~9月28日)の会場限定商品。 『きつねこあり』 筒井康隆「きつね」、星新一「ネコ」、小松左京「アリ」の3編を1冊に収録 48ページ/68mm×52mm/無線綴じ製本
筒井康隆、星新一、小松左京という大御所3人の短編が収められています。
「きつねこあり」というタイトルから単に動物が主役なだけだろうと思っていましたが、 作者の持ち味が色濃く出ているものが選び抜かれていて感動しました。
たとえば星新一の「ネコ」であれば星新一らしい”オチ”の鋭い作品。
風刺的なトーンも星新一らしい。
そんな”らしさ”をきちんと詰め込んだ一冊。
SF展の商品だけあって気合が感じられます。
限定販売とのことなので今は買えないのかな。
プレゼントにも最適な一冊です。
※※ この本に似た作品にリンクします。お好きな次回を選んでください※※
■次回
SF繋がりで、2億年後の地球を描いた漫画はいかがでしょうか。
500万年後、1億年後、2億年後と時間を区切った短篇集です。
■次回
異世界繋がりで、不思議な日常を詰め込んだ写真集を。
大掛かりなセットを組んで撮影される作品たちは、まるでトリックアートのように歪んだ日常を映しています。