Matthew Barney: The Cremaster Cycle(マッシュバーニー:クレマスター)【銀色の本2】
先日は、アートの域に高められた4コマ漫画を紹介しましたが、今回は、アートの域に高められた映画作品を紹介します。
Matthew Barney: The Cremaster Cycle
この大きさ!ほとんど鈍器です。
BjorkのパートナーでもあるMatthew Barneyは現代アメリカを代表するアーティスト1人だ。映画Cremaster1ー5が昨年日本でも限定公開された。この本はその制作過程、イメージを集めた豪華本である。
映画”クレマスター”は大変アート色の強い映画で、非常に凝った作りの作品です。
レンタルどころか、決められた映画館で決められた期間しか上映できないため、幻の映画として知られている作品です。
自分はこの映画を見に行ったのですが、難解すぎてタイトルロールが出るまでの間に寝てしまった記憶しかありません…!
本の内容としては、映画のワンシーンを載せて解説したりしています。
が、映画自体が意味不明であり、洋書であることも手伝って何のシーンか殆ど分かりません。
人物がたくさん登場していた記憶があります。
映画のメイキングについても詳細な解説があるようです(精読していない)。
こうやって書くとまるでそっけなく感じるかもしれませんが、その映像美は圧倒的で、今でも脳裏に焼き付いています。重く非常に高価な本だったので買うのを迷いましたが結局買ったくらい、この本には蠱惑的なアートが詰まっています。
精密に作り上げたアートのようなワンシーンを大判オールカラーで鑑賞できます。
Matthew Barney: The Cremaster Cycle
確か当時の蔵書の中で一番高い本だったと思います。
それにしてもこの本を店に持っていくのはちょっと大変そうです。
※※ この本に似た作品にリンクします。お好きな次回を選んでください ※※
■次回
クレマスターは、建築/音楽/ダンス/ファッションなど、すべての要素を盛り込んだアート映画でした。次回は、なかでもファッションをアートとして捉える作家、フセイン・チャラヤンの作品集を持ってきます。次回もお楽しみに。
■次回
130冊を超える蔵書の中、一番高価&大きな本は、この本を更に超える大きさです。次回はそんな迫力のある一冊を持ってきます。次回もお楽しみに。