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未来図書

未来食堂の蔵書一覧。画集や写真集などの珍しい本を紹介しています。

ものがたりゆんぼくん(上)【白色の本10】

先日は、いつまでも一緒な仲良し二人組の絵本(その名も「ふたりはいっしょ」)を紹介しましたが、今回は、仲が良くてもいつかお別れが来る親子の、切なく可笑しい漫画を持ってきました。

 

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ものがたりゆんぼくん (上)

 

麻雀放浪記などで有名な、西原理恵子さんの4コマ漫画です。
西原理恵子さんは、博打ものの(やや読みにくい)漫画を書くのでも有名ですが、こういった幸福論的な漫画も高く評価されています。

内容は、田舎暮らしのホノボノ親子漫画。
ホノボノな中にも、別れの予感や人生の避けられない悲しさについてピリリと言及されています。

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類似作品に「ぼくんち」があり、こちらも未来図書に収められています。

 

遠くに飛び立つ鳥達を見送りながら「どこへ行くのかな」と呟くかあちゃん。
今は仲の良い息子がいつかは旅立つことを予感させる一コマです。

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上巻はほのぼのとした子供の世界を描く4こまマンガだったけど、少しずつ、ずっと続くと思ってた世界が変わっていきます。子供がだんだん成長していくからです。著者は、成長する子供と、子供から離れていく母親と、成長することで失うもの・寂しさなんかを丁寧に描いていきます。あなたも、泣きます。

Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: ものがたりゆんぼくん 下 バンブー・コミックス

 

ものがたりゆんぼくん (上)

 

この巻にある「僕が大きくなるまで、僕と仲良くしてくれる未来の友達は僕のことを待っていてくれるだろうか」とゆんぼくんが母ちゃんに問いかけるシーンがとても好きです。
下巻はそこまで印象に残っていなかったのですが、もう一度読みなおしてみようかな。


※※ この本に似た作品にリンクします。お好きな次回を選んでください ※※
■次回
今回は親子を描いた漫画を紹介しました。次回は、親子で描いた傑作短篇集を持ってきます。次回もお楽しみに。


■次回

 親が子を思う気持ちはいつの時代も変わらないのかもしれません。次回もそんな、親から子どもへの贈り物が散りばめられた、凝った絵本を持ってきます。次回もお楽しみに。