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未来図書

未来食堂の蔵書一覧。画集や写真集などの珍しい本を紹介しています。

亡骸劇場【黒色の本4】

 
先日は”ノスタルジア”がたっぷり詰まった魅惑的な小箱を紹介しましたが、今回は”ノスタルジア”が色濃く漂う写真集を持ってきました。

 
亡骸劇場
 
亡骸劇場 (JAPAN DEATHTOPIA SERIES)

 
Amazonにもレビューが載っています。

廃墟を撮り続けたカメラマンの集大成写真集15年間、日本中の廃墟を撮った鬼才・小林伸一郎の世界。誰もいなくなった学校・病院・遊園地・ホテル・駅・寺など、時間が停止した空間がここにある。


 
この本の良いところは、被写体を「学校・病院・遊園地・ホテル・駅・寺」、つまり工場以外に絞った点。通常の廃墟本は”工場”にある程度ページが割かれていて、それ自体は悪くはないのですが、やはり”ノスタルジア”感が漂うのは、仕事の施設というよりも、そこに人がしばしば訪れるような娯楽施設ではないでしょうか。
亡骸劇場

 
個人的には遊園地の廃墟が侘びしくて好きです。最近は”工場萌え”など、工場(や巨大建築)に焦点を当てた写真集が多いですが、たまにはこういった、色のついた思い出のような遊具たちの廃墟に思いを馳せるのも乙なものです。

 
亡骸劇場 (JAPAN DEATHTOPIA SERIES)

 
■次回
見慣れた風景のはずが、廃墟になる時間を経てしまうと奇妙な風景となり立ち上がってきます。平凡にそこに存在していたはずなのに、ぐにゃりとなるような違和感。次回はそんな違和感つながりの写真集を持ってきます。次回もお楽しみに。
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