未来図書

未来食堂の蔵書一覧。画集や写真集などの珍しい本を紹介しています。

ひまわり(アマチュア女性同人誌)【白色の本3】

 
先日は”子ども”をテーマにした傑作写真集を紹介しましたが、”恋愛”から”子ども”に至るまであまりに王道を歩んできましたので、”王道”の反対繋がりということで女装コミニティの雑誌を持ってきました。

 
ひまわり(アマチュア女性同人誌)
 
ひまわり(アマチュア女性同人誌)

 
既存の価値体系の中では”男らしく”生きることを求められていながらも、自分の趣くところにコミットする。”亜流”としてふさわしい雑誌かなと思います。

 
ひまわり(アマチュア女性同人誌)

 
内容はカラーもあり、投稿ありと、しっかりとした作りになっています。
ひまわり(アマチュア女性同人誌)

 
Wikiにも概要がのっていました。

女装誌「くいーん」でカバーできない範囲を多角的にカバーしたいという思惑から、刊行された物である。 内容としては、女装者からの投稿された写真や文書が中心であったが、その後、後述する仮想女子校「向日葵学園女子高等学校」といった企画物から、「超C級女装講座」や名古屋支局長であった女装者の田中葉月執筆の記事といった読み物や、マンガ・小説などが掲載され内容は充実しており、「くいーん」と並ぶ女装雑誌として、その地位を築き上げた。

 
ひまわり(アマチュア女性同人誌)

 
ひまわり(アマチュア女性同人誌)

 
雑誌の背景を知らなかったので、今回改めてWikiで確認してみました。私が持っている66号は(76号で廃刊になったことを考えると)だいぶ後半の方の雑誌です。
 
自分が持っている経緯は、あるタイミングでキャンディさんからこの雑誌を頂いた、というものでした。Wikiによると編集長を勤めていらっしゃった方のようです。
今は”男の娘”などカワイイ女装が持て囃されているようなのですが、たまにはこんな、原点に帰るの物も良いかと思います。

 
ひまわり(アマチュア女性同人誌)

 
■次回
ファッションは女装者だけのもの? いえいえ、もちろん違います。昔々の時代から女性の心を捉えて離さない”ファッション”。次回はめくるめくファッションの世界を堪能できる図鑑を持ってきます。次回もお楽しみに。
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