読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

未来図書

未来食堂の蔵書一覧。画集や写真集などの珍しい本を紹介しています。

もう、家に帰ろう【白色の本2】

白色の本2

 
先日は”お見合いと恋愛どちらがトクか?”というような、非常に戦略的な結婚雑誌を紹介しましたが、今回は結婚の先にある、夫婦二人が暮らす日々を切り取った写真集を持ってきました。

 
もう、家に帰ろう
 
もう、家に帰ろう

 
Amazonでも37人レビューで5.0。タダ事ではありません。 

一瞬を切り取ったようでいて永遠の物語が写真には流れている。
カメラマンと被写体との物語は僕と僕の妻との物語でもあり
つまりこの写真集を見た人とその最も愛する人との物語がここに写っている。
少し照れくさかった――Mr.children 桜井和寿
 
平成15年度講談社出版文化賞写真賞受賞者、藤代冥砂が最も多くシャッターを押したのは妻だった――トップ・ファッション・モデルとフォトグラファー、3年間に亘るふたりの私生活のすべてを凝縮!

 
はっきり言って自分は、”愛の日常をゆるふわに撮ってみた”とか”有名人の素顔”とか、全く興味が湧きません。そもそも自分は被写体のモデルさんも、撮影されている藤代さんも知りませんでした(なんとお読みするのかすら分からない)。

 
ですが、この本はそういったよくある”こうやれば良い物が撮れるんで、お買い上げヨロシク”みたいな安い流れを感じません。
何気ない日常を撮っていて、でもいつまでも続くとはどこか思っていない。ヒヤリとするような刹那を含めて作品に落としこんでいて、本当に良い本です。
 
もう、家に帰ろう

 
まるで良質な邦画を見ているような読後感があります。”ぐるりのこと。”なんかが好きな方はきっと気にいると思います。
ちなみに続編もあるのですが、そちらはちょっと家族愛に妄信的になりすぎている感じで、個人的には購入に至りませんでした。
愛するという距離感ゼロの盲信と、被写体として観察し短いセンテンスをつける客観性が高いバランスを取って存在しているこの本は、良いです。

 
もう、家に帰ろう

 
■次回
恋愛、結婚、同棲ときたら、次はいよいよ子供でしょうか。次回は子供をテーマにした写真集を持ってきます。次回もお楽しみに。
→次へ進む