未来図書

未来食堂の蔵書一覧。画集や写真集などの珍しい本を紹介しています。

新宿+  森山大道【茶色の本1】

 
先日は、”あの頃”の歌舞伎町の人々を切り取った写真集を紹介しましたが、今回は歌舞伎町(新宿)の写真繋がりで森本大道さんの作品を持ってきました。

 
新宿+  森山大道
 
新宿+

 
突飛つすべきは、この分厚さ。
新宿+  森山大道

 
中は白黒の、コントラストの強い、森山大道らしい作品が並んでいます。
新宿+  森山大道

 
写真の説明は一切なく。ひたすらに余白も無く並んでいます。
 
余談ですが、自分は写真集を買うのがどうも苦手な性格です。というのも、値段に対して作品の点数が少ないのでは?と思ってしまうんですね。絵画であれば描く大変さもあるでしょうからまだ納得感はあるのですが。小奇麗な写真だけ十数点ほど並べて2800円と言われた日には、うーん、と思ってしまいます。
ですので自分は、買うならばコンセプトをはっきり決めた写真集が多いです。例えば”廃墟”とか”お菓子”とか”大阪万博”とか。でも稀に、数点しか並んでいない作品集でもその雰囲気が卓越していれば”買い”だなと決意したりもします(あまりありませんが)。
そんな自分からすると、これだけ点数が入って2000円前後(だった気がする)なのは、大変お得!森山大道さんはあまり対象のコンセプトを決めて取らない(私が理解できていない?)と思うので、値が張る作品集は買えずにいましたがこれは良かった。被写体が”新宿”と決まっているのも良いですね。でも自分なんかは素人目に見てしまうせいか、どうも玉石混交な感が否めません。
 
新宿+

 
■次回
森山大道さんは、”大阪”も持っているのですが、それに繋げるのはあまりおもしろくありませんね。この本は分厚くて、すごく小さい。次回は分厚くて、すごく大きい本を持ってこようと思います。次回もお楽しみに。
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