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未来図書

未来食堂の蔵書一覧。画集や写真集などの珍しい本を紹介しています。

ピュア・トランス【白色の本1】

 
先日はいかにも00年代といったサブカル系かわグロエロ絵本を紹介しましたが、今回は00年代サブカル続きで、かわグロエロメディカル漫画を持ってきました。

 
ピュア・トランス
 
ピュア・トランス (Cue comics)

 
内容に関しては、Amazonのこちらのレビューが秀逸です。

水野純子さんは、現在イラストレーターとしてアメリカで活動されています。 彼女の描く女の子は独特でレトロで、可愛いです。 大きな瞳、長いまつげ、小さな口、フェティッシュなボンテージ、フリルのベビードール・ランジェリー姿で描かれています。 また男性や動物の殆どが、ファンシーに描かれています。 色々漫画を出されておりますが、このpure tranceが彼女の作品で一番完成度が高いと思います。 お話は、近未来の大三次世界大戦後の東京が舞台になっています。 戦争で地上は荒廃し、人間は地下生活をおくり、pure tranceという人工カプセルが主食になっています。 このカプセルにより、過食症に陥る女性が増え、社会問題が深刻になっています。 過食症治療施設センター102と荒廃した地上を舞台に、香織ナース、薬中の全身整形院長、院長のいいなり警備員、ロボットナース、過食症患者や、患者の赤ちゃん達が登場します。 欲望、羨望、嫉妬、復讐、不満、と言ったあまり明るくは無いキーワードで話は構成されています。 因みに、全編を通して、主人公がはっきりしません。 また色々な登場人物をクローズアップしながらストーリーが展開してゆくので、一気に読み進めても飽きがこないです。 殆どのページ下にある解説も面白いので、この一冊で十分に水野純子ワールドを堪能出来ると思います。 ラストは、胸がスカッとします。

 
中身は白黒で、ぎっしりつめ込まれたコマ割りです。
ピュア・トランス

 
ページ下部に豆知識が詰め込まれていて、何回読んでも楽しめます。コストパフォマンスばつぐんです。
ピュア・トランス

 
医療&カワイイは、サブカルの中でも王道過ぎて食傷気味ではありますが、水野さんの絵柄は完成されていて良いですね。ゆるやかに短編ごとに分かれていて、一日一話読むような読み方も良いと思います。(関係ない話ですが、先日のGEISAIやデザフェスでも”医療&カワイイ&流血&セーラー服”の多かったこと多かったこと)
ピュア・トランス

 
ピュア・トランス (Cue comics)

 
■次回
前回に引き続き、サブカル系を紹介しました。こういった系統は好き嫌いが分かれるところですね。ですので次回は誰にでも受けが良い、文学ど真ん中の作品を持ってこようと思います。次回もお楽しみに。
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