未来図書

未来食堂の蔵書一覧。画集や写真集などの珍しい本を紹介しています。

愛という廃墟【黒色の本1】

 
先日はラブホテル写真集を持ってきたので、ラブホテルつながりで、廃墟の中でもラブホテルだけを集めた写真集を持ってきました。

 
愛という廃墟
 
タイトルが直球です。
愛という廃墟

 
愛という廃墟
 
都筑さんも「ラブホテル・消えゆく愛の空間学」と言い得て妙なサブタイトルをつけていましたが。まさに「消えてしまった愛の空間学」というところでしょうか。
 
ラブホテルと廃墟って似合いますよね。切なくて滑稽で。
 
歌舞伎町最古のラブホテル”楽苑”もこんな感じで、どうみても廃墟なのに、ホラー映画に出てくるような正体不明のおじいさんが経営をしていて、開いてるんですよ。一度私達が泊まっている時に、酔った勢いの若いカップル(らしき声)が聞こえてきましたが、すぐにびびって帰って行っていましたね。本当に怖かったホテルです。
当時は豪奢を尽くしたホテルだったんだろうに(浴室と寝室を分けるガラスに細かな透かし彫りがあったり)。サイケな部屋あり、大名な部屋あり、まさに昔のラブホテルという趣でした。
そんな楽苑も載るべきホテルだと思いますが、いまは跡形もなく駐車場に姿を変えてしまいました。ああ、本当に残念。

 
写真集の方は、薄いながらも結構点数があってお得感があります。ジャンルを絞った廃墟本は良いですね。
愛という廃墟

 
予算の関係か、白黒の写真もあり。500円上げてもいいから全部カラーにして頂きたかった!
愛という廃墟
 
愛という廃墟

■次回
廃墟つながりで、、というのも芸がないので「壊れた建物のトリックアート」の写真集を持ってきます。次回もお楽しみに。
→次へ進む